| 誰からも愛されるカレー |
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カレーを本格的に作ろうとしたら、殆ど一日がかりになってしまいます。お肉も、ビーフ、ポーク、チキン、どれを使うかとか、スパイスからブイヨン、それに隠し味となると、100人いたら100種類のものができるかもしれません。また野菜嫌いの人には、タマネギやニンジンさえNG 、小さな子どもやスパイスが苦手な人には香辛料を抑えて…。
誰もが好きと思われているカレーも、誰もが喜ぶカレーにしようと思うと際限がありません。レシピ通りに、タマネギは焦がさないように飴色になるまで炒める…なんて、それだけでも苦笑いしてしまいます。手間隙をかけて作ろうと思った途端、いきなり頭を抱えてしまうメニューかもしれません。でも、インスタントのルウを使わずにできる、これこそ「我が家のカレー」といえる裏ワザがあります。
秘伝の―とまで大袈裟にはいえませんが、日本画家の叔母から伝授してもらった「簡単だけど、誰からも愛されるカレー」の作り方をご紹介します。
「タマネギを炒めなくても、涙を流しながら切らなくてもいいのよ。ちょっと多めのタマネギとニンニクをミキサーにかけるだけ。」これを入れるだけで、ルウを作らなくても、とろみと程よい甘みが出てきます。忙しい叔母の隠し味はこんな簡単なことだったのです。
この裏ワザは、小麦粉を使わずに多めのおろし玉ねぎを使い、あとはコトコト煮込み、仕上げにカレーパウダーとチャツネを入れるだけなので、小麦粉をバターで炒めたり、それをスープでのばす時にダマになったりするのが防げます。
手を抜いているようですが、何よりも手作りの風味と、高級レストラン風のコクがありながら、さらっとした味に仕上がります。
香りと味は、カレー粉とマンゴーチャツネで調節します。チャツネを玉ねぎと一緒にミキサーにかけてから、煮込んでも構いませんが、あまり入れすぎると甘くなってしまいます。
このおろし玉ねぎ式カレー、ぜひ一度試してみてください。
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【おろし玉ねぎ式カレーの作り方】
1 生の玉ねぎを、いつもの分量よりかなり多めにミキサーにかける。
(おろし金でおろしてもよい)
2 一口大に切った、肉、野菜を炒め、火が通ったところに、スープ(水)とおろした玉ねぎ、
好みによってすりおろしたニンニクを入れる。
3 中火でコトコト煮込み、とろりとしてきたら、カレー粉を入れ、好みの香りと味に整える。
4 仕上げにチャツネを大さじ一杯程度入れる。
「おろし玉ねぎ式カレー」を作る時は、チャツネを使うのがポイントです。
*チャツネとは、マンゴー、キーウィ、トマトなどをスパイスで煮込んだ薬味の一つ。カレーなどの欧風の料理に加えると、程よい酸味と甘味のコンビネーションが、味を際立たせます。
マンゴーチャツネがない場合は、リンゴジャムやアンズジャムにレモン汁を加えたり、干し柿をフードプロセッサーにかけたものなどでも代用できます。また梅干に砂糖を加えたものでもOKです。 |
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| 漢字館Vol.16掲載 |
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